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王子様たちのおはなし

第2章 ワガママ





俺は、すっごくワガママだ。








G「...........。」



ベッドに寝転がりながらボンヤリとしていた。
スマホをいじるのにも飽きて、なんだか眠たくなってきた。
せっかくの休日に、眠るのは勿体無い。



G「ねぇ、」



J「うん??」




最近はあまりやらないゲームに、珍しくハマってる神宮寺。
大好きな車が出てくるからかな??



そういえば、ゲームをしてる横顔が昔は好きだった。
神宮寺って顔がシュッとしてるから、角度によってはすごく大人っぽく見える。
俺の方が年上なのに。



声を掛けたまま黙っていると、神宮寺がゲームの手を止めて俺の方にチラリと視線を向けた。



J「なに、構ってほしくなった??」



コントローラーを床に置いて、ベッドに寝転ぶ俺の髪をサラサラと撫でる。




G「ゲーム、途中なんじゃないの??」



J「ん??」



ゲームの中ではまだレースをやっている。
声掛けたのは俺だけど、良いのかな。



ほら、良く聞くじゃん、
彼氏がゲームばっかやって構ってくれないとかさ。
彼氏の言い分で、ゲーム中は他のこと出来ないんだって。



いや、神宮寺は彼氏じゃないけど!!




J「なに赤くなってんの。」



G「...なってないし!!ゲーム、良いの?!」




神宮寺の青い車は最下位になってしまった。



J「良いよ別に。」



そう言うと、本当になんの未練もなさそうにゲームの電源を切った。
あっさりし過ぎてて、逆に俺の方が青の車が最下位で終わった事を悔しく思ってしまう。



青は、神宮寺の好きな色なのに。




J「ふふっ、ごめんね、次は勝つよ。」




俺の考えてる事なんてお見通しの様子で、可笑しそうに笑った。







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