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好き心少なからず

第7章 答え合わせ~新田×二階堂~

「早く終わるもの?」

「そ。自分の出番が終われば、応援に行けるじゃない?」

頬杖をついたまま、微笑みを浮かべて

「ボールを追いかけてる姿、かっこいいと思う」

そう言って僕をじっと見つめた。

それは…僕を応援したいって話なのか?

僕がサッカーしてる姿が…かっこいいって…?

「出来ればクラス全員の応援したいしね」

だよな。

僕の応援じゃなくて、クラスの応援だよ!!

あぶない。また乗せられる所だった。

「だったら応援団長でもやれば?」

クスリと笑って言うと、絢音は唇を尖らせた。

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