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好き心少なからず

第1章 クラス委員~新田×二階堂~

すると二階堂さんはうつむいて…

え?ショック受けてる?

…って事は。

二階堂さんは僕の事を…?

心臓がドクドクと早鐘を打ち始める。

うそ…だろ…?

すると、二階堂さんが肩を震わせた。

「に…二階堂さん」

呼び掛けてもうつむいた顔を上げてくれなくて…

「絢音…さん」

名前で呼ぶと、二階堂さんの肩の震えが止まった。

「えと…勘違いさせてごめん」

もしも本当に僕の事を好きだったのなら。

こんな謝罪じゃ許されないかもしれないけど。

「そういうつもりじゃなかったんだ」

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