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好き心少なからず

第1章 クラス委員~新田×二階堂~

「からかってるんだろ?」

「何が?」

「僕と付き合ってるなんて嘘ついて」

すると二階堂さんは一瞬目を見開き…

そして、僕を睨み付けた。

「ひどい!!私の気持ち、もてあそんだのね!?」

「ふぇっ?」

驚きのあまり、変に甲高い声をあげてしまった。

「新田くんが言ったのよ!?」

僕が?そんなバカな。

「言ってないよ!!いつ言ったって!?」

「さっき言った。付き合ってくれる?って!!」

さっき…って…

あ。

「そっ…それは、書類を作るのを手伝ってくれるかって話だろ!?」

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