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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

「お、マジで?」

なのに、何故か曽根崎さんはテンション高く喜んでいた。

「試合、応援するな」

「曽根崎くんはテニス部でしょ?審判で忙しいだろうからいいよ」

あ、だからか。

宇野がいやがっていたけど、部員は強制的にその競技に参加する扱いになるらしい。

テニス部の曽根崎さんは、先輩がテニス以外の競技に出るなら、応援に行けなかった訳で…

だからそんなに喜んでるのか。

「そんなもん、速水の試合だけ他のヤツにやらせるから」

「先輩がそんなじゃ、後輩に示しつかないでしょ」

「いいんだって。な、後輩」

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