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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

それは先輩も同じだったようだけど、曽根崎さんはちっとも気にかけていないようで…

何故か分からないけど、3人で階段を降りていった。

何故か先輩と曽根崎さんが並んで、俺がその後ろを歩いていく。

階段の踊り場にある掲示板に、球技大会のポスターが貼ってあり、それを見た曽根崎さんが先輩に話しかけた。

「そういやぁ、もうすぐ球技大会だな」

「そうだね」

「速水は何に出るんだ?」

あ。そういえば俺も聞いてない。

後ろから話の成り行きを窺っていると

「テニス」

愛想もなく答えた先輩に、思わず苦笑いを浮かべる。

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