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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

「ん?待ち合わせ?」

「そう」

先輩は何でもないように答えるけど

「へぇ…」

男は驚いたような、不思議そうな表情で先輩を見ている。

この人は、先輩とどういう知り合いなんだろう?

そんな思いが表情に出ていたんだろうか?

先輩が俺を見て

「あ、栗原くん。この人、噂の曽根崎くん」

そう言って曽根崎さんを指差した。

「噂?」

曽根崎さんは眉をひそめて不満げな表情で俺を見て…

うわ。威圧感、半端ないんスけど!

「ランキング。2位の」

「あぁ、あれか」

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