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好き心少なからず

第19章 関係ないよね?~梶×宮下~

こんなの…まるで告白してるみたいじゃないか!!

妙に意識してしまって、言葉も尻窄みになってしまうし、それもやけに恥ずかしく感じて、花夏から視線を反らすと

「じゃあ、好き?」

確認するような問いに、鼓動が跳ねる。

「え!?」

ガタン!!

身じろぎしたら椅子が大きな音をたてた。

その音にもキョドりながら花夏を見れば、大きなため息と共に

「…違うんでしょ?いいよ。無理に褒めなくて」

ふて腐れたように唇を尖らせて、花夏は机に頭を伏せた。

「あのなぁ」

お前がいいところ言えってねだったんだろ!?

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