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その男、溺愛注意報。

第3章 彼女




「那美おめでと~」


ニコッと笑って
お祝いの言葉を言った。


「……。」


俺の顔を
ジッと見つめる那美。


「え……あ、今日誕生日って知らなかったから何も用意してないや。ごめんね?」


慌ててそう言うと


「あ、や、違う!」


那美が慌てて否定した。



「ん?」


てっきり何か求められたのかと
思ったんだけど。



「ありがとう。」


那美がふわりと笑った。



「っ!」


初めて向けられた、

笑顔。




……っ、



これは





やばいかもしんない。



めちゃくちゃかわいー。

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