
その男、溺愛注意報。
第3章 彼女
気がつけば
委員会は終わっていて。
説明を聞いてなかった俺は
間宮にこっぴどく怒られた
「しっかりしろよな、もう!先戻ってるからな!!」
すっかりお怒りモードの
間宮は、俺を置いて先に
教室へ行った
……あとで謝んないとね(笑)
さて、俺もそろそろ
戻るかな〜
ん〜っと伸びをして
席を立つ。
生徒会室には
俺と、生徒会のメンツと
……なぜか、那美のみ。
なんか、那美
元気なくない?
未だに椅子に座って
ぼーっとしている那美
さすがに様子が変だな
と思い、声をかけた。
「那美?」
ービクッ!
俺の声かけに
体を大きくビクつかせる。
