
その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
乱れた服を
整えたんだろう2人。
「じゃ、俺戻るから…お大事に!」
「うん」
女の方を残して
彼氏が先に保健室を出て行った。
俺に怪しまれないように
女の子が体調不良って
設定にしたんだね(笑)
男が出て行き
扉が閉まる音がした。
のを見計らって……
ーシャッ
「えっ!?!?」
隣のカーテンを
勢いよく開けた。
大きな目を真ん丸にして
俺を見つめる彼女。
那美
「こんなとこで盛るのは良くないんじゃない?」
にっこり笑いながら
そう言った。
もちろん
俺もしてることは
棚に上げてそう言っている
