
その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
なんとなく、
彼女がこのまま
彼氏とヤるのが
気にくわなくて
だから……
「ん〜!よく寝たぁ!!!」
わざと大きな声で
たった今起きたかのような
セリフを言った。
俺の声に、
2人の動きが止まった
のが分かった。
俺はさらに追い討ちを
かけるように続ける。
「あれ?いつの間にか隣のカーテン閉まってる。体調不良で休んでるのかな〜」
声抑えれば隣に人いても
そのまま続行する人もいるからね。
だから、確実に
ヤるのを阻止するには
これが1番いい方法。
「や、やべっ…」
慌てている様子が
よく分かる。
……カーテンに
映ってるもん(笑)
