
学園アリス
第3章 ヤキモチ
ネクタイを解こうと手をかけた。
が・・・
「あれ?」
人のネクタイ解くのって難しい!!!
うちのおぼつかない手つきを見た棗はクスクス笑って、ネクタイを解いてくれた。
うちはシャツのボタンをひとつひとつ丁寧に外した。
「わぁ・・・」
あらわれた素肌に、心臓がドキドキと高鳴った。
無性に触れたくなって、固い胸板に手を滑らせた。
「・・・すごい」
想像通り固くて、スベスベしてて。
6つに割れてる腹筋もゆっくり撫でてみた。
「っ、くすぐってぇ」
身をよじる棗の姿がなんだかかわいくて、ふふっと笑ってしまった。
「笑ってんじゃ・・・、んっ」
チュッと耳にキスをしたら、ビクッと体を震わせた棗。
