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学園アリス

第2章 プール




体が熱い・・・勝手に息が上がる。


「んっ・・・体が・・・」


説明しようと口を開くと、喘ぎ声のようなものが漏れてしまう。


「体?」

眉間にシワを寄せる棗。


「・・・はぁっ・・・変、・・・なんやっ・・・はぁ」


まるで愛撫されてる時みたいに体が疼く。


「・・・とにかく上がるぞ」

うちを支えていた腕を組み直そうとして、棗が腕を動かしたとき、


「ひゃあぁんっ!!」
ービクンッ

体が大きく反応した。


「「「蜜柑(ちゃんっ)!?」」」



うぅ・・・なんなんや、うちの体っ・・・

おかしいっ・・・


ビクビクと体が震える。


急いで棗に抱かれたままプールを出る。

蛍がうちのロッカーから持ってきてくれたバスタオルで体を包まれ、保健室に連れていかれた。

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