
学園アリス
第2章 プール
なんやこれっ・・・・・・!!
体中が熱くて・・・ゾクゾクする・・・っ
「・・・っ、・・・ゴホ・・・」
息が苦しい、誰か・・・
誰か助けて・・・
意識を失う直前、逞しい腕に抱かれる。
棗・・・っ
ーーザパン・・・
「・・・っ、ぷはっ・・・ゲホッ、ゲホッ・・・」
棗に連れられ、なんとか水面に顔を出す。
「蜜柑っ!!」
「佐倉っ!」
「蜜柑ちゃんっ!!」
蛍やルカぴょん、みんなが心配してうちの名前を呼ぶ。
「おい、大丈夫かっ!?」
棗に軽く頬を叩かれる。
「・・・んっ、だい、じょうぶ・・・ぁ、」
「どうした、具合悪いのか?」
うちの顔をのぞき込む棗。
