無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「んん〜お布団冷たくて気持ちええなぁ…」



ベットの上には、パジャマの上を脱いだまま布団にスリスリ頬ずりしている蜜柑の姿。


寝るときはブラを付けない蜜柑は、もちろん上半身裸。



……何してんだ。



ベットの下には、脱ぎ捨てたパジャマがある。



俺は黙ってそれを拾うと、このドアホの頭を軽くはたいた。



「ん゛ー！棗いたいっ」



キッと睨んでくる視線を無視して、この状況について尋ねる。



「お前、風邪引いてる自覚あんのか？なんで脱いでんだよ悪化させてぇのか！」



………８割方キレてる言い方になるのは仕方ねぇよな。




「ぅ……、だってぇ」


突然キレかけた……いや、８割キレた俺に蜜柑の目が潤み出す。