
学園アリス
第6章 誕生日
べ、ベタ惚れって!!!///
「蜜柑にそんな顔させるのも棗だけだしな〜」
笑いながら、うちの頭をポンポンする。
翼先輩に頭を撫でられて、えへへっと思わずにやけてしまった。
翼先輩の言葉はいつもうちの心を軽くしてくれる。
翼先輩が笑って大丈夫、って言ってくれたら本当に大丈夫な気がするねん。
憧れの大好きな先輩。
「翼先輩聞いてくれてありがとうな!」
そう言ってニコッと笑いかけた。
しかし、翼先輩はなぜかうちの後ろを見て「あちゃー…」って呟いた。
うちの後ろに何かあるんかな?
不思議に思って振り返ろうとしたら
ーガシッ
誰かに強く頭を鷲掴みされた。
