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もしも願い 一つだけ叶うなら

第2章 進展

二宮side

女性誌だからなのかな…、恋愛観についてのインタビュー。経験少ない俺らに聞くの?知りたい?
何だか願望答えてるみたいになってるし…

さすがにキスしたい時にさせろや!とは言えないよな。

テーブルにボイスレコーダーがあり、女性記者がメモを取りながら話しを進めていく。

記者「大野さんは海でデートするなら、何したいですか?キスまでする?」

智「おれ?…したいことは彼女に決めてもらう。キスか…したいならするかな?」

大野さんの大人な意見、記者の女性も驚いてる表情をしている。

記者「大野さんは大人ですね」

翔「智くんは何したいこととかないの?」

智「う~ん…他?そうだな、一緒に寝たいかな…」

翔くんが飲んでるお茶を吹き出してる。
翔「智くん??」

ニノ「あんた、何言っての?」

寝たいって??ストレート過ぎるだろう

智「そういう意味じゃなくて、何もしないで一緒に寝るだけだって。ふたりでゴロゴロ寝るのって気持ちよくない?」

相「エロいほうにしか聞こえないよ~(笑)」

潤「リーダー、それはダメだろう。」

記者「イチャイチャしたいってこと?」

智「イチャイチャは…違うかな…」

翔「智くん、ちょっと具体的過ぎない?」

智「あっ…ごめん」

あんた、どこまで赤裸裸に答えるつもりなんだよ。びっくりするわ。翔ちゃんが止めてくれなかったら、俺が言うところだった。
記者の人も空気を察してか…

記者「聞き過ぎましたね、ごめんなさい。今のはカットしますね」
空気を変えようと違う話に切り替わった。

その後は理想ぐらいのデート内容を話して、その場の取材は終わった。その後、全員で車に乗り込み移動。

車の中で翔ちゃんがさっきの話を切り出した。

翔「智くん、さっきの話、ちょっとマズイじゃない?」

智「そうかな…ごめん」

ニノ「経験からの答えに聞こえたよ、気をつけろよな」

車内の空気が重たい…

相「まあ、会社のチェックも入るだろうし大丈夫だよ。大ちゃんの彼女は幸せもんだよね。みんな、自分のしたいこと答えたけど、彼女に選ばせるなんて優しいよね。ふふふ」

翔「何それ?」

潤「おまえ!!」

そうだよ、俺は幸せ者だけど、でもこの人は優しすぎてみんな傷ついてしまうんだよ。
大野さん、分かってんの…

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