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もしも願い 一つだけ叶うなら

第2章 進展

二宮side

今日は全員でレギュラー番組の仕事、マネージャーから少し早くくる
ように言われて、みんなより早めに楽屋に入る。
ドアを開けるとマネージャーとチーフマネージャーがいたからびっくりした。何で?俺だけ?怒られるの?

ニノ「おはようございます、何か…した?」
チーフマネ「違うから、とりあえず座りなさい」
なんかすげー怖いんだけど…なんだろう…

ニノ「はい…」
チーフマネ「大きな仕事の話があるけど、オーディションからだけどやる?」
ニノ「内容は?」
チーフマネ「ハリウッド作品、クリントイーストウッドが監督する作品、戦争物でアメリカ側と日本側の2部作品、日本側の兵士役よ」
マネ「すごいですよね!!」

何で俺??確かに仕事欲しいとは言ったけど、規模がデカくないか??

ニノ「何で俺なの?」
チーフマネ「この内容は松潤じゃないでしょ?(笑)、それに演技で言えばあなたでしょ」

確かに現代物や恋愛物の作品は俺以外のメンバーに声かけてる。
俺が恋愛物の作品やりたいと言っても、あなたじゃないって言うだよな…

チーフマネ「でもこの作品、うちだけじゃなくて他の事務所の役者なんかもオーディション受けるみたいだから、受かるかどうかわからないわよ」

オーディションだけで終わるパターンだな…

チーフマネ「受けるなら返事が必要なんだけど、いいわね」
ニノ「強制じゃん(笑)」
チーフマネ「そうね(笑)、内容については機密みたいだからオーディションでも誓約書がいるの。用意してきたからサインしてね。」

チーフマネ「あと、決まれば坊主だから。メンバーには言ってもいいけど、情報は外に漏れないようにしてね」

さすがハリウッドだな。この段階から機密なのか…契約書社会だな。
書類にサインをするとチーフマネージャーが書類をチェックして
それをカバンに入れて、帰ろうとする。ドアを開きながら…

チーフマネ「ニノ、本気で取りにいきなさいよ。仕事は自分で取りなさい」
厳しい言葉を残して帰って行った。

できるなら俺もそうしたいよ…、難しいこと言うよ。ホントに。

しばらくすると翔ちゃんが楽屋に入ってきた。
俺が先に来てることにびっくりしてるみたい。
勘がいいから、なんかあったと思って聞いてくるだろうな。

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