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もしも願い 一つだけ叶うなら

第2章 進展

大野side

二人して15分で準備して部屋を後にする。マネージャーからモーニングコールより前に起きるようにと朝から小言を言われた。

「「はい」」とニノと返事して車に乗り込む。

みんな、昨日飲み過ぎたのか、コンサートの疲れからなのか車内は静かだった。
ホテルから京都駅へ向かい、新幹線で東京に戻る。
東京に戻ると午後の13時過ぎていた。

東京駅に着くと明日のスケジュールだけ確認して、駅の中でみんなと解散した。
相葉ちゃんとニノは同じ沿線なので一緒に帰ったみたい。

俺は家に帰らず彼女の家へ向かう。新幹線の中から東京駅に着く間際に
メールをすると「お風呂を入れて待ってる」と返事が返ってきた。

なんか心が痛む…
悪いことをしているのは俺。どっちにもいい顔しようとするから心が痛むんだよな。
悪い奴になりきれないくせに…
だからと言ってどちらかなんて選べない…
まあ、そのうち二人に捨てられんだろうな…
自業自得だよな(笑)
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そんなこと考えてたら彼女のマンションに到着。
インターフォンを鳴らすとエントランスの開けてくれたので、
そのまま彼女の部屋へ向かう。
部屋のチャイムを鳴らすとドアを開けてくれた。

彼女「おかえり」
笑顔で迎えてくれて荷物を持ってくれる。

智「ただいま」
彼女「お疲れ様、荷物重い!」

智「中にお土産が入ってるよ」
彼女「何??そんなのいつも買ってこないのに!怖い(笑)」

彼女が荷物を持ってくれてまま、リビングへ。二人でソファに座る。
カバンの中から八つ橋を出して渡すと…すごい不思議そうな顔してる。

彼女「ありがとう、食べよっか。お茶入れるね。智、珍しいことすると雨降るの知ってる?(笑)」
智「ロケじゃないから雨降ってもいいよ」

彼女が揃いのマグカップにお茶を入れてくれた。
こんなにも俺のことを思ってくれてんのに…
そう思うと彼女を後ろから抱きしめていた。

彼女「どうしたの?」
不思議に俺の顔を覗いてくる。

智「自己嫌悪中…」
彼女「変なの(笑)」
そう言って俺の手を優しい握ってくれた。

その後、二人で八つ橋を食べて、お風呂に入ってセックスをして寝た。

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