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もしも願い 一つだけ叶うなら

第2章 進展

大野side

明日はコンサートがないからとみんなよく飲んだ。
ニノもつられて結構なスピードで飲んでる。帰る頃には案の定、酔っ払ってる。俺もかな…みんなもだ…
フラフラになりながらホテルへ戻る。
部屋の扉を開けるとニノがベッドにダイブしていった。

ニノ「飲み過ぎた…」
いつもなら加減して飲むのに珍しい。酔っ払ってて、目がトロンとしててかわいいさ倍増。

智「飲み過ぎるなんて珍しいね?」

ニノ「あんたのせいだからな」
??なんで?俺?なんかした俺?
ニノの側に座り、髪の毛を撫でてみる。

智「俺なんかした?」

ニノ「コンサートの前に手は繋ぐわ、バレてないとか言うし…」

智「そんなこと?」

ニノ「そんなことじゃないよ!バレたらどうすんの?」
本気で怒ってはない、うつ伏せになりながら、俺のほうに顔を向け話す姿は少し色気がある。目も潤んでる。

智「バレないよ~、だって普段から仲良しだから。これからもっとイチャイチャできるな(笑)」

ニノ「バカさは重症だな(笑)」

智「ふふふ、でも好きなんでしょ?」

ニノ「嫌い!」
素直じゃなくて、あまのじゃくな所もかわいい。拗ねて布団に顔を沈めてしまった。疲れてるのに飲んだからすぐに寝てしまった。気持ちよさそうに寝息立てて寝てしまった。

寝ている時はより幼く見えるな…。
細い腰のライン、Tシャツから見える白い肌…
触りたい…いいかな少しぐらい…

腰のあたりのTシャツを捲って、ニノの肌に唇を当てる…
ヤバい…ニノの甘い喘ぎが耳に蘇ってくる…
止められなくなる…かろうじて残っている理性で止めた。

そのままニノの横に寝転んで、顔を眺めているところで記憶が切れた。
ーーーーーーーー
ニノに殴られて起こされる。
ニノ「なんで一緒に寝てんの?びっくりするじゃん」

智「話しの途中でニノが寝たから、顔見てたら寝ちゃった。
あっ、おはよう」

ニノ「おはようじゃないよ」
なんで怒られてるのかわからない、もう朝ぐらいゆっくりしたいよ…
そう思ってニノを抱き締める…

ニノ「昨日と同じ状況なんで、起きないとマネージャーが来るよ」

智「また??」

そう話しているとマネージャーからのモーニングコールが入る。
また二人でバタバタと荷物を詰めて帰る準備をする。
いい加減、朝のバタバタするのやめないとニノに怒られる…

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