
黒川とぱんぱかぱん!
第2章 黒川虹花は救世主
「あらー!永野くんじゃないの!来てたなら言ってくれれば良かったのに」
「米子さん」
その名の人は奥からやって来ると
黒川が話を続けた
「店長は来てたの知ってましたよ?」
「え!じゃあ私だけ仲間はずれなのね…」
「いや、そうゆうわけじゃ…」
「あの…すいませんいいですか?」
パンが乗ったトレーを持ちながら
レジへ会計しにきた客が申し訳なさそうに俺たちに言ってきた
「もちろんです。
こちらこそすいません」
黒川はスッと真面目に店員として切り替えて接客をした
俺もこのまま静かに帰ろう…
もっと客が来て忙しくなるだろうし
「ぐぁ!!」
