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〜T.A.B.O.O~

第4章 笑顔

VOCAL:櫻井翔


──震えてた。

潤が震えてる。

まあ、流石にこの光景はキツイかな。

しっかりしてるとはいえ、まだ二十歳にも満たない少年だ。

こんなことは初めてだろう。



智くんの目を見た。
それだけで悟ってくれたみたいで、
目だけでゴーサインを出してくれた。

雅紀の事は二人に任せよう。

とにかく、潤も対応しなきゃ…。


『じゅーん?
大丈夫か?』

潤「えっ…あっ翔くん…。」

『雅紀はいなくならないよ。
また元に戻れるよ。
大丈夫。心配しないで。』

潤「相葉くんが苦しんでるのに…俺は何も出来ない。」

『そんなこと気にすることは無いよ。
潤はそこにいてくれるだけでいいの。』

潤「…相葉くんはいなくならないよね?」

『絶対俺達が雅紀のこと守るから!』

潤「ほんとに?良かったぁ。」


やっと笑顔を見せてくれた。


『一緒に雅紀を支えような』

潤「うん!それなら俺にもできる気がする。」


そう言って雅紀の方に行った。


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