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〜T.A.B.O.O~

第4章 笑顔

VOCAL:櫻井翔


雅紀は小さく震えてた。

幾ら落ち着いてるとはいえ、男が急に来たんだ。
想像も絶する怖い思いをしたんだろう。


こっちに気づいた。


雅「…ぁっ。
うそ…。ごめんっ。ごめんって。
何にもしないから…ぁっ。」


震えが増した。

最初よりもひどい。


雅「っ…はぁぅ…っは」


雅紀が顔を顰めた。

呼吸がしにくい様。
とても苦しそう。
ただ、それを見てることしか出来ないのかよ…。


看「相葉さん?!わかりますか?」


看護師さんが慌てて雅紀の元に行く。


看「相葉!ゆっくり息をしてください!
はい、吸って…はい、吐いて…。
ゆっくり」


雅「っあ…はぁっふぅ…ん…ごほっ」

看「ねえ!先生呼んできて!早く!」

シンジン「っはい!」


バタバタと走って行った。


雅「っはぁ…」


呼吸が落ち着いた。が、次の瞬間。


雅「はっ…なんで俺なのかなぁ…」


朝と似たようなセリフを吐いて。


パタンと意識を失った。

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それから三日間は目を覚まさなかった…。


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