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●マシュマロ女子の身代わり●

第25章 ~マシュマロ女子、おクチの特訓

「今月はあとこことここの支払いがあるんだ、何とかならんか?」



期日も迫っているので利益率の高い商品を仕入れても、現金化するのは困難です


正直言って今ある在庫を特化にして早急に現金化するしかなさそうです



値段の高い商品を特化にして、売れてくれたら単価はとりやすいですが


その価格帯は誰も彼もにアピールするわけではないので、あまり効果がありません


逆にもともと安い価格帯の商品をさらに期間限定の特価にしてみたところで、

単価が低すぎて、こちらもあまり効果がありません



結局は中級プライスのもっとも利率を取れる部分に手をつけて崩さなければならない



確かに短期的に在庫を現金化させやすく、

売上を作って、支払いに回すことは出来ます


また、その売れたあとの補充の仕入れも、

分率が良いのでまた買い付けしやすいものです



ですが、その手堅い部分…ほっといても確実に売れてくれて、更に利益を産んでくれる稼ぎ頭の値を崩してしまうと、



それまで普通に買ってくれていた顧客層が、それまでの価格で買ってくれなくなってしまいます



言わば、禁断の果実



でも背に腹は変えられません


「チラシも打てないでしょうから、店内セールするしか無さそうですね、、、

バンドル………しますか」



バンドルとは抱き合わせ商法です


よく「2つで幾ら」みたいな特売品です



価格を落とすだけでは、一人当たりのレジ通過単価が下がってしまうので、

まとめて買ってもらってレジ単価を上げていくやり方です



1000円の品を2点で1500円で売ると売上は1500円

単品値下げだと800円


レジ単価が700円も違います



また2点売ったあとの仕入れも原単価600円として2点で1200円の仕入れ


1500円で売って、即現金化

取引先の支払いにまわして、

そのあと1200円で仕入れ

短期的に300円の利益

わかりやすく1000円商品で書いてみましたが、これが5000円前後の品ならレジ単価はばかになりません


分率は極端に悪くなりますが利益が出るので、在庫分から現金化させていけば赤字にはなりません…


ほんとに付け焼き刃みたいな短絡的な販促で、しょーもないですが……(泣)


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