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ローズ学園

第1章 春太&快斗


僕が怖さで固まっていると、急に僕がぶつかった背も横幅も大きい怖い顔の人が僕の手を掴んだ。




「お前、俺にぶつかっといてごめんですむと思っとんのか。」





ひーーーーーー!!!



そうですよねそうですよね。





「ごめんなさい。ゴメンナサイッ。」




必死に謝って逃げようとするけど、だめだ。離してくれない。





「というかお前、あれやろ。今年入ってきた1年の、西樹。」



「は、はい。そうです…。」





何で名前知ってんのーー!?!?怖い怖い。


え、僕、目つけられてるの??



「お前話題やで?超女みたいなヤツ入学してきたって。


そうやっ。


俺らのもんになれよ。」






…。







はぁ!?!?



ムリムリムリムリ。





「ムッムリです。僕、男ですし…。」





「俺に逆らうんか!?」



「ひぃーーー!!!!ごめんなさい。でも無理です。」






「大人しくしいや。お前俺らのもんに出来たら学校中に見せつけれるからなあ。」





巨大男が恐ろしい顔で恐ろしいことを言う。



怖い怖い怖い。ムリムリムリムリ。


え、何でこんなことになった?もう分かんない。パニック。


逃げたい。ダメだ。逃げられない。



巨大男の仲間はそばでニヤニヤ見てるだけだ。


放課後の廊下を歩いてる人はいるけど、みんなビビって逃げていく。





助けて誰か。










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