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ローズ学園

第4章 春太&快斗④


「かい。」

「ん?」


春太が俺の腕の中で目を閉じたまま話す。

久しぶりの春太とのエッチはまじ気持ちよかった。

春太から言い出してくれたのが信じられなくて、すごく嬉しかった。

春太のあえぎ声とか表情とか思い出すとすぐにたちそうになる。



どんな時もだけどやっぱり春太はかわいくて、愛しくて、ずっとこのままでいたいって思った。


今、抱きしめてる春太の体は華奢で白くて、すごくキレイ。

なんか春太って男と女の中間っぽいとか思っちゃったり。

ほんとに春太は俺にとって特別…。



「さっきかいに何買ってきたのか聞かれて答えなかったでしょ。

あれね…」



春太が弾むようにベッドから飛び出す。

自分の机へ向かい、小さな紙袋を持ってきた。紙袋にはリボンが付いている。

ベッドの中に再び入ってくる。


「これね、


かいへの誕生日プレゼントだったんだ。」


春太が少し照れたように笑う。


「明後日、かい誕生日でしょ?

ずっと何にしようか考えてて、」


春太がプレゼントを見つめながら言う。

丁寧に紙袋を開け中身を出す。


そこからはキレイに包装されたブレスレットが出てきた。

黒くて、数箇所に鉱石がはめ込んであってかっこいい。


「それ、俺に?」


「うん。すっごい悩んだんだけど、かいに似合うかなぁと思って。」

春太が照れたような緊張したような顔をして話す。


「ちょっと早いけどいいかな?渡したくなっちゃって…。付けていい?」


「うん!」


俺は春太からのプレゼントが嬉しくて自然と笑顔になる。

春太が俺の手首にブレスレットを付ける。

俺の腕にピッタリで我ながら似合っている気もする。



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