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相葉さんはと言えば

途切れ途切れとは言え、俺の言った意味は何とか分かってくれたみたいで

動くのを止めて、俺を抱き締めてくれた


相葉さんの息が荒い

我慢してるのが凄く伝わってくる


「相葉さん…っ」

「いいよ…。にのがこうしてたいなら、このままでいよ」
“ちょっとキツイけど“

困ったように笑って、俺のおでこにキスをくれた


違うよ

相葉さんを困らせたいんじゃない

俺だって、もうイキたくて仕方ない

だけど心が追い付かないんだ



「ねぇ、にの…何を考えてる？」

相葉さんの手が俺の頬を包み込む


「怖い…」

「怖い？」

「だって…、終わったら相葉さんが離れちゃう…っ」


目の前の相葉さんが歪む
涙の膜が邪魔で、相葉さんが良く見えない


「離れないよ」
相葉さんが優しく囁く

「セックスだけで繋がる訳じゃないよ」

「……」

「俺はセックスしてなくてもにのとは繋がってるつもりでいる」
“そう思ってたんだけどな“

今度は軽く唇にキス


「にのが不安なら、それがなくなるまで付き合うよ？」

「…ほんと？」

「俺が嘘付くと思う？」


確かに相葉さんは “嘘“ は付かない