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今日も明日も

第33章 ほのかに甘くholiday


「相葉さんが、抱っこしててくれれば平気でしょ

…迷った責任取ってよ」

そう言われてしまえば、相葉さんも返す言葉がないらしい

けど

「お前なら、軽いからずっとでもしててやるよ」
なんて、逆にニヤリと笑われて

思わず顔が赤くなってしまった

「え、何でそこで赤くなるの?!」

そう言った相葉さんまでつられて赤くなる
ってか、照れてる…

何やってんだ俺ら

散々一緒にいて、ふざけてホモ行為まがいだってやってきたじゃねぇか

それなのに、何で今
こんなに恥ずかしくなるんだよ


その時

ゲコッ!と大きな鳴き声と共に
やたらデカい蛙が目の前に飛んで来た

「うわっ」

相葉さんまで思わず後ろに下がり
…その蛙をもろに見てしまった俺はと言うと

「やぁだぁぁぁぁっ!!」

女みたいな声を出して、相葉さんに思いきりしがみついてしまった

「マジやだ!蛙やだ!!」

ぎゅううっと首に腕を巻き付ける
不覚にも涙が出て来てしまった




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