
今日も明日も
第30章 理由はいらない 3rd
え?
俺「と」付き合うって?
なになに!二宮さんも実は俺の事…?!
早く確認したくて、ちょうど目の前にあったコンビニに
車を突っ込んだ
そして
「ほ…本当に?!」
二宮さんの肩を掴んで、…まさに、必死
「え?あ、…はい?」
俺の態度に戸惑う二宮さん
「本当に、俺とお付き合いしてくれるんですか?!」
「…は?」
あれ?二宮さん引いてる?
俺…何か勘違い?
「へ?」
「あの、…?」
思わず二人とも固まってしまった
「あの、…相葉さん?」
いきなり肩を掴まれた二宮さんは、凄く戸惑った顔をしている
「え?あれ?…えーと……」
「俺…付き合って欲しい処があるって言ったつもりなんですけど…」
…やっちゃったよ
どさくさ紛れに、カミングアウトしちゃったよ
どうやって誤魔化そう?
こんなんで嫌われたら、…俺、立ち直れない
慌てて肩を掴んだ手を離して
「あ、あはは…冗談です、冗談!」
…俺、ダメかも
