リモーネ
第4章 ツルバラ
…どうしよう。
すごくカルチャーショックだ
ん?カルチャーじゃないな?
まぁ、いっか、えっと、びっくり。
とりあえずびっくり。
パソコンの前でキャスターつきのイスに座り天井を仰ぐ。
可動式の背もたれが俺の体重でぎいと軋む
男同士の恋人のつきあい方を調べてみた俺は、新たな世界への困惑があり、葛藤があり、それらがぶつかり合って思考停止していた。
とにかく、お尻の、穴のなかに、その、アレをこう…入れる、突っ込む…のは…はぁ…
そんなものはいるの!?って調べたら拳とか入るって、出てきたし、なんだよそこは宇宙かよって感じだし、いや人体だし…
あぁわけわかんないもうやだ
「う゛ぁぁぁ…」
俺は頭を両手でぐしゃくじゃとかき回して心のなかにこみ上げてくるよくわからない感情を声に出す
…あれ、神崎先輩と凪も同じことをしてるのかな?
え、どっちがどっちだろう?
あ、でも神崎先輩の膝に凪が乗っかってたな
あ、じゃあ凪があっちか
俺とかえで先輩は?
いやいやいや、付き合うと決まった訳じゃないんだ
落ち着こう。
いや、もし。もし。
付き合ったとして…
いや、そもそも俺はかえで先輩をどう思ってる?
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