リモーネ
第5章 ペチュニア
「え、じゃあさ、先週は?」
「先週はね、土曜が部活ですぐ帰っちゃったけど、日曜はかえで先輩が遊びに来たよ」
「へぇ~…なにしたの?」
「えっと…ね、」
セナはそこで言葉をつまらせる。佐藤はもちろんのごとく、少しばかり般若のような顔をしている
「(さっきお尻のあなをね、っていっただけでなんとなくさとおの顔、怖かったからなぁ…媚薬のんじゃったなんていったら…)」
「…ゲームとかしたの?」
それはまるで神からの啓示だった。
セナにはかえでとゲームをした記憶が2日分もある
どうにか改ざんすれば…
「…そう、ゲームした」
「…そっかぁー」
まぁ、ごまかせていないのだが。
「仲良くやれるといいね。」
「うん。」
少し胸が痛むが、佐藤が怒ったらきっとその方が辛いと感じたセナは佐藤に嘘をついた
もちろん佐藤は感づいていて、後に彼がかえでの連絡先を知ったとき、かえでの元には呪いのメールが何通か届けられたというが、それはまた別のお話。
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