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リモーネ

第5章 ペチュニア



「ふぅ…俺ね、恋人が、出来たんだ。」
「やったぁ!」

佐藤に勇気付けられたセナは話はじめてすぐに佐藤の食いぎみなリアクションに驚いたが、話を続けることにした

「その、恋人って言うのがさ、あの、オトコマエさんで…」
「お~」

「部活の先輩で、かえで先輩って言うんだぁ」
「かわいい名前!」

「…ありがとう」
「いいえ!」

とても、とてもリアクションが早くて話が進まないが、セナとしては佐藤にさっきいい話をしてもらった。それはもう、理解者を気取った差別主義者のくだらないスレッドを見るよりも時間がかからず内容が濃いものだった。それの対価とはならずむしろ相談に乗ってもらうことになりそうだが、とりあえず、隠し事を彼にしてはいけないと感じた

「で、昨日、お尻のあなをね…」
「許さない。」

「…え」

突然佐藤の顔が凍りついた

「うん?どうしたの?」

「あ、いや、何でもないんだ…とりあえず、そろそろさとおに恋人出来たって言わなきゃなって、おもってて…」

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