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図書委員のエッチな当番日誌

第3章 初めての愛撫

掠めるくらいの短い時間だったのに、唇に感触は残っていて。

ドキドキが止まらなかった。

顔を赤くして、口元を隠した私に

「栞ちゃん、ありがと」

天ヶ瀬さんはクスッと笑うと

「さーて、じゃあ片付けようか」

「あ…はい!!」

手伝ってくれるんだ。

天ヶ瀬さん、本当に優しい。

私はにこにこ笑顔を浮かべて、天ヶ瀬さんと返却作業を始めた。

「栞ちゃん、慣れてきたね」

作業手順を迷わず出来るようになったのを褒められた。

「え?本当ですか?」

だって、天ヶ瀬さんの役にたちたいから。

聞かなくても出来るように、頑張って覚えたんだ。

「うん。ご褒美あげるよ」

「ご褒美って何ですかー?」

クスクス笑って、天ヶ瀬さんを見た。

「ありがとうございます。褒めてもらえて嬉しいです」

「さて、と。じゃあ、本を戻したら終わりだね」

天ヶ瀬さんが立ち上がって、返却の本を持ち上げた。

あ…。もう終わりなんだ…。

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