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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

相葉ちゃんが起きたみたい。何で俺の頭なんか撫でたりするんだろ…、彼女とかにする行動だよな、これって。そんな風にまだ俺を見てるのかな。俺は相葉ちゃんを恋愛対象とは見れないのに。

起きてるけど動けなかった。
すぐに相葉ちゃんが部屋から出ていった。やっぱり一緒に住むのはマズイのかな…。
まだ2日しか経ってない、一週間だけだからといい聞かせ、すぐに二度寝してしまったみたい。

またドアを開く気配で目が覚めた。
相葉ちゃんが出かけるから覗いたみたい。
いってらっしゃいと声をかけて、三度寝してしまう。
目が覚めたら出かける30分前だった。

慌てて支度して、相葉ちゃんが買ってきてくれたパンを食べてるとマネージャーから電話があり、家を出た。
ーーーーーー
家を出ると雨が降ってきた。外で撮影しないから問題ないけど、相葉ちゃんはロケだから大丈夫なのか気になった。

現場に着くとすぐに着替えやメイクをして、撮影開始。一人だからカメラマンの要求に応えるのが恥ずかしい。慣れはするけど苦手。カッコイイ顔でキメてとか、松潤や翔ちゃんに言うならわかるけど、俺に言いかな…。
それでも顔作りながら、撮影は何とか終わった。

あとはインタビューだけ、来期のドラマについて話す。恋愛についてなんて、恥ずかしい。今更、恋愛なんて言われてもな…、それでも濁しながら話しをする。

マネージャーが後ろにいるから、変な内容がないかチェックされてる。言いたくもないから当たり障りのない回答をする。それでも一緒懸命に聞いてくれる記者の人はエラいと関心してしまう。

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