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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

昨日、翔ちゃんにメールしてたの忘れてた、携帯をチェックすると翔ちゃんからメールがきてた。
話したいことがあるから今日連絡していいかと聞いたら「この時間なら電話出れる」と返事があった。相葉ちゃんが出た後、指定された時間に翔ちゃんへ電話をした。

翔「どうしたの?なんかあった?」

智「うん、まぁ…、今、大丈夫?」

翔「大丈夫。どうしたの?」

智「昨日楽屋が感じ悪くなったあと、相葉ちゃんが謝ったでしょ。俺が相葉ちゃんに謝れって言ったの、雰囲気悪いのは画面にも伝わるから…」

翔「そうだね、相葉ちゃんに何を言って謝らせたの?」

智「みんなと楽しく仕事できないなら追い出すよって」

翔「俺が言ったらケンカだな…、智くんしか言えないな。それで?」

智「仕事終わった後に相葉ちゃんと飲んで色々、話を聞いた」

翔「うん、それで…」

智「個人の仕事現場でスタッフにバカにされたり、嫌味言われながら仕事してるみたい」

翔「ちょっと、どこの現場だよ?それ!」
温厚な翔ちゃんが本気で怒ている。

智「どこの現場かは言わなかったよ。個人の仕事だし、そんなことになってるとはメンバーには言いたくなかったみたい」

翔「そうだとしても、そんな現場の仕事、上手くいかないだろ」

智「ニコニコして自分の意見言わずに、自分捨てて仕事してる。その反動で遊んでたみたいだよ。そうしないと自分が保てなかったのかも・・・」

翔「そりゃ、そうなるかもな・・」

智「ここからは俺の推測なんだけど、唯一、気が許せるのは俺らじゃん、そこにニノと翔ちゃんが付き合ったから関係が崩れたと思ったんじゃない」

翔「なるほどね、それで今回の行動か…、俺らもタイミング悪かったな」

智「それとこれとは別だから。気にすることないよ。それより相葉ちゃんのメンタルが不安定なんだ。だから一週間だけルームシェアして、見張ってみようかと思って」

翔「はっ??意味がわかんない。なんで??」

智「今のままじゃ、ダメだってわかってたよ。でもやめられないんだって…」

翔「でも一緒に住むのは、さすがにマズイだろう」

智「このままなら相葉ちゃんはストレスで倒れるよ。誰がケアするの?仕事知ってる俺らぐらいじゃない。俺が話も聞いたから・・」

翔ちゃんは突然、こんな話されてびっくりしてる様子だった。



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