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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉Side

布団を引いたあと、すぐに寝てしまった。朝、目が覚めるとベッドのしたの布団で大ちゃんが寝ている。

布団に包まっている姿は小動物のよう、そうだな普段はボーっとしてるし、ほのぼのした感じはカピパラみたい。でもダンスや歌をしている時は本当にかっこいいだよな。

寝てる姿はかわいい。
ファンが見たら悶絶もんだな。

トレイに行き、リビングに行く。
日の光が入り、部屋の中が明るい。描きかけの絵を見ると夜と昼とでは印象が違う。大ちゃんの絵は夜のイメージだな、陰の感じだ。前よりは怖さなどはないけど、それでもダークな感じはする。

そうすると大ちゃんがリビングに入ってくる。

相「おはよう」

智「おはよう、早いね」

時間を見ると9時半。仕事は13時からだから少し早い。

智「朝ごはんとかいつも食べる??」

相「うん、昨日も食べてたじゃん」
この人、まだ頭が起きてないんだろうな、ぼーっとしてる。

智「そっか・・、何もないや。どうしよっか・・」

相「なくてもいいよ、お茶飲みたいんだけどいい」

智「どうぞ、勝手にキッチン漁ってくれればいいよ、適当にやって。お客さんじゃないから自分で・・・」
そういってソファに横になってる。確実に二度寝するな。

キッチンに行き、引き出しや棚などを開けてみる。色々調味料もある、食器もそこそこ数ある。
基本は二人分だな。
昨日使ったペアのマグなど、大ちゃんの趣味じゃないな・・。

棚から紅茶があったので、それを大ちゃんの分も入れてソファに行くと案の定、二度寝してる。

洗濯や掃除はどうなってんだろう。いつしてんだろ??
生活パターンが違うし、仕事もバラバラだから本当に知らないことが多いんだな。

相「大ちゃん、起きてよ。今日はどうしたらいいの?」

智「うん・・・。今日は俺は12時に迎えで終わりはたぶん、18時頃、帰りは19時頃なるかな。相葉ちゃんは?」

相「おれも同じような感じ、早く終わったらどうすればいいの?」

智「あっ、そうか・・。鍵とガレージのリモコン渡すからそれで入ってきてよ」

相「わかった、あとで頂戴ね。シャワーしたいから借りていい?」

智「どうぞ」

もうちょっと寝させておこう。
勝手に部屋の探索してシャワーをする。

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