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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

メンバーが自分の部屋にいるの不思議。
みんなを家に呼んだことがないのは、描きかけの絵を見られるが恥ずかしいから、自分の心を見られてるような気がするからだ。そんなことはないとは分かってるんだけど…

相葉ちゃんがハンモックに座ろうとして、慌ててる。
座るにはコツがいるから、初めてはみんな、慌てるんだよな、毎回見てて楽しい。

気がつくと午前2時を過ぎていた。眠いはずだ。
うちはベッドが一つしかないから、そこに相葉ちゃんは寝てもらおう。それを伝えると…

相「俺がソファで寝るよ!悪いよ」

智「いいの、ここでいつも寝てんの。だから俺はここでいい」

なんでかベッドの寝心地が悪くて、ほとんどベッドで寝てない。最近はソファがベッド替わりになっている。彼女がいた時はベッドで寝てたけど…。最近は気が向いて時しか寝てない。

相「風邪引くよ!布団はないの?」

智「ある!忘れてた、出せばいいか?」

相「じゃあ、出そうよ。合宿だね(笑)」

智「フリ練習する?」

相「ヤダよ」

お母さんが来客用に持たせてくれたのが、クローゼットに奥のほうにあるはず。二人で寝室に行く。

相「ベッドはダブルじゃん、二人で寝れるよ」

智「絶対イヤだ」
もう、あんなことはしたくない。もしかして、それも込みで泊まりと思ってる?

智「もう、二度とやんないからな」

相「え~、なんで」
不服そうな顔をしてるが、二度としないから。クローゼットから一回も開けたことない布団を出す。

相「手伝うよ」

真っ新だ、クローゼットの匂いがする。あれ、どこにひけばいいのかな。同じ部屋はおかしいよな。

智「どこ?リビング?」

相「普通は寝室なんじゃないの。合宿だし(笑)なんの強化?」

智「乱れたふしだらな生活を治すの」

相「乱れてねぇよ!中学生か!(笑)」
二人でシーツかけ、布団カバーなどをかけた。遅いからとすぐに二人、すぐに布団に入ること。
派手なスエットに着替えた相葉ちゃんがベッドで、俺は布団で寝る。

相「ちゃんとベッドで寝る習慣つけな、疲れとれないよ。このベッド買い替えなよ」

智「考える…」
ソファで十分なんだけどな。それに彼女と寝るぐらいしかベッド使わなかったし、しばらくそんな予定もない。しばらくはこのままだな。二人ともエッチして体力消耗したのか、すぐに寝てしまった。

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