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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

アイドルスマイル全開で悪い言葉を耳元で囁いていた。俺がそんな条件をのむはずないと思って、言ってるんだろう。俺をナメてる。俺はみんなのためなら何でもするとは思ってないんだな。

智「その条件をのめば、相葉ちゃんはみんなに謝る?今まで通りに仕事すんの?」

このままじゃ、相葉ちゃん含めてメンバー同士に亀裂が走る。必ずそれがファンに伝わってしまう。

相「自分で言ったことには責任持つよ。俺はそこまでバカじゃないしね。大ちゃんの体と引き換え」

智「いいよ、それでメンバーに謝ってくれて、今まで通りに仕事してくれるなら」

相葉ちゃんが一瞬本気で言ってるのかという顔をしたが、すぐに悪い笑顔になっていた。

相「大ちゃんの嵐愛ってすごいね、なら今夜俺に家に泊まってよ。いい?」

智「いいよ。言っとくけど俺、メンバーと仲良く仕事できないなら、相葉ちゃんを嵐から追い出すからな」

相「こわ、いいよ。ちゃんとやるよ。でも口約束だけってこともありえるから・・・キスぐらいはしてよ。いいよね?」

楽しそうに俺の前に立って、俺の目を見てくる。どこまですれば気がすむんだろうか・・

智「お前、ここどこだと思ってんの?見られたらどうするんだよ」

相「大丈夫、すぐに終わるし、ふふふ。大ちゃんからして」

なんだよ、こいつ。早く楽屋に戻らないと怪しまれる。俺から相葉ちゃんへ軽くキスをしてやった。

相「これだけ?大ちゃんの本気見せてよね」

そういうと俺の頬に手を当てて、キスをしてきた。舌唇を軽く咥えられて、舌を入れてくる。
これ以上されたくないと思いから体を離そうとすると強く引き寄せられて、抱きしめられてしまった。

智「うっ・・んん・・」

相葉ちゃんが俺の舌に自分の舌を絡めてくる。逃げようとすればするほど深く追いかけてくる・・

何とか体を離すと・・・

相「するならこれぐらいさせてよ。ふふふ。ごちそうさま、続きは夜ね。楽屋戻ろうっか」

そう言って俺のお尻を軽く叩いて、楽屋に戻ろうと促してきた。
戻らないと怪しまれる。

憎たらしい。そう思いながら楽屋に二人で戻ることにした。
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楽屋に戻るとみんなが順番にメイクしていた。

智「相葉ちゃん、謝ってよ」

相「さっきは言い過ぎた。ごめんね」

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