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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

なんでみんなの前で怒られなきゃいけなんだよ。仕事さえちゃんとしてれば問題ないはず。

相「言いたいことがあれば直接俺に言えばいいだろう、みんなには関係ないし、プライベートのことまで干渉されたくないね」

マネ「いいでしょ。仕事終わったら会社で話するから」

そういってマネージャーは楽屋を出て行った。

翔「別に俺らは仕事さえしてくれればいいんだよ、相葉ちゃんのプライベートなんて興味から」

相「なら、さっきの態度なに?ニノも。俺が大ちゃんを家に泊めたのが気にくわないなら、そう言えよ」

大ちゃんに手を出したのなら言われてもいいけど、何もしてないのに言われ損もいいとこだよ。

ニノ「なら言ってやるよ、メンバーに手を出すなよ」

翔「やめろや。ここ楽屋だぞ。誰に聞かれてるかわからないんだぞ。やるなら会社でやれよ」

段々、みんなイライラしてきている、声も大きくなってきている。
ここで言っても埒があかないと思い楽屋を出て行った。
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イライラした気持ちを落ち着かせるために楽屋を出て、誰もいないスタジオを探して一人でタバコを吸うことにした。

真っ暗で広いスタジオ、何も音がしない。一人でタバコを吸っていたら、大ちゃんがやってきた。

相「何?なんかある?」
機嫌が悪いので態度も最悪。

智「相葉ちゃんは何がしたいの?嵐をめちゃくちゃにしたいの?」

相「何も、嵐として仕事すればいいだけだろ」

智「俺はみんなと楽しく仕事できることが一番大切、相葉ちゃんが雰囲気壊すなら相葉ちゃんを許さないから」

この人は本当に嵐が大切なんだな、でも嵐の雰囲気を変えたのはアイツらはなんなんだよ。
俺はタバコを吸いながら大ちゃんを見ていた。

相「いつも通り、みんなと仲良しごっごをすればいいだけだろ。いいよ、するよ。それで大ちゃんは俺に何をしてくれんの?お願いはただじゃないよ?」

すごい怪訝な顔して俺を見ている。大ちゃんはこれで俺を完璧に嫌いになるだろうな。まあ、別にいいよ。それと引き換えにすごいもん要求してやる。

智「何?」

俺はゆっくりと立ち上がり、タバコの火を消し、大ちゃんに近づき耳元で囁いた。

相「なら1回やらせてよ。それでいいよ。OKしてくれたらみんなにも謝る」

そんなこと飲むような大ちゃんじゃない。

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