
距離
第1章 距離3
Nside
今日はコンサート初日。
朝一の北海道行の飛行機に乗り、コンサート会場に直行。
コンサートの通しリハが始まった。初日は通しリハをするから、体力の消耗が激しい。
恐らく俺の体調が悪いこともあるんだろうけど。
先日の雑誌の撮影の時、すごく寒かった。春先だから衣装が薄着だったので体が冷えた。
風邪ひかないようにしたけど、どうやら効果がなかった。
今日は初日だから絶対に俺の体調が悪いからといって止めることはできない。床に座っていたら翔ちゃんが俺の傍に寄ってきた。
翔「ニノ、大丈夫?どっか悪い?
調子悪いじゃないの?」
俺をマジマジと見ている。
あんまり見るなよ。
ニノ「大丈夫だから、翔ちゃん、さっき手が逆になってたよ」
翔「ちょっと顔が赤いよ、熱あるんじゃないの?」
心配するから立ち上がろうとした時、フラッとよろついた。
翔ちゃんが俺の体を支えてくれた。
翔「体熱いじゃん、熱あんだろう。なんでこんなになるまで何も言わないんだよ」
ニノ「薬は飲んだ、大丈夫、もう少ししたら効くから。大丈夫だからリハする」
翔「バカ、こんな状況でやったらケガすんだよ。松潤、リハ止めて」
翔ちゃんがリハを止めた。ヤバい、今日の初日は絶対に止められない。
潤「何、どうしたの?」
翔「ニノが熱がある」
スタッフ全員の動きが止まる。
マネージャーが飛んできた。
ニノ「大丈夫だから」と大声で言ったが、リーダーや相葉さん、潤、主要なスタッフが俺の周りに集まってきた。
潤「マジか、とりあえずニノは病院だな、それからコンサートするか判断しよう」
ニノ「これぐらいならできるから大丈夫。病院もいいよ」
翔「こんな状況でやったらケガするだよ。嵐は一人でやってんじゃないんだよ。マネージャー、熱、結構高いと思うよ。病院、連れてって」
俺の意見は誰も聞いてくれなかった。
翔ちゃんがマイクで状況説明をする。
「みなさん、お疲れ様です。
二宮が熱があり、今から病院に行きます。初日なのに申し訳ありません。コンサートするかの判断は病院の結果次第となります。それまではコンサートはする方向でリハを進めます。状況は随時報告するので各自持ち場に戻ってください」
ニノ「ごめん・・」
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。怠い、悪寒もしていた、スタッフに支えられて病院へ連れて行かれた。
今日はコンサート初日。
朝一の北海道行の飛行機に乗り、コンサート会場に直行。
コンサートの通しリハが始まった。初日は通しリハをするから、体力の消耗が激しい。
恐らく俺の体調が悪いこともあるんだろうけど。
先日の雑誌の撮影の時、すごく寒かった。春先だから衣装が薄着だったので体が冷えた。
風邪ひかないようにしたけど、どうやら効果がなかった。
今日は初日だから絶対に俺の体調が悪いからといって止めることはできない。床に座っていたら翔ちゃんが俺の傍に寄ってきた。
翔「ニノ、大丈夫?どっか悪い?
調子悪いじゃないの?」
俺をマジマジと見ている。
あんまり見るなよ。
ニノ「大丈夫だから、翔ちゃん、さっき手が逆になってたよ」
翔「ちょっと顔が赤いよ、熱あるんじゃないの?」
心配するから立ち上がろうとした時、フラッとよろついた。
翔ちゃんが俺の体を支えてくれた。
翔「体熱いじゃん、熱あんだろう。なんでこんなになるまで何も言わないんだよ」
ニノ「薬は飲んだ、大丈夫、もう少ししたら効くから。大丈夫だからリハする」
翔「バカ、こんな状況でやったらケガすんだよ。松潤、リハ止めて」
翔ちゃんがリハを止めた。ヤバい、今日の初日は絶対に止められない。
潤「何、どうしたの?」
翔「ニノが熱がある」
スタッフ全員の動きが止まる。
マネージャーが飛んできた。
ニノ「大丈夫だから」と大声で言ったが、リーダーや相葉さん、潤、主要なスタッフが俺の周りに集まってきた。
潤「マジか、とりあえずニノは病院だな、それからコンサートするか判断しよう」
ニノ「これぐらいならできるから大丈夫。病院もいいよ」
翔「こんな状況でやったらケガするだよ。嵐は一人でやってんじゃないんだよ。マネージャー、熱、結構高いと思うよ。病院、連れてって」
俺の意見は誰も聞いてくれなかった。
翔ちゃんがマイクで状況説明をする。
「みなさん、お疲れ様です。
二宮が熱があり、今から病院に行きます。初日なのに申し訳ありません。コンサートするかの判断は病院の結果次第となります。それまではコンサートはする方向でリハを進めます。状況は随時報告するので各自持ち場に戻ってください」
ニノ「ごめん・・」
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。怠い、悪寒もしていた、スタッフに支えられて病院へ連れて行かれた。
