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距離

第1章 距離3

Sside

あれ、何で俺からキスすんの?
あれ、あれ?と思いながら唇を離した。

ニノ「何で翔ちゃん、キスしてくんの?」

翔「何でだ、条件反射??条件反射じゃねえ?」

ニノ「アンタ、その理由おかしいだろう(笑)」
と突っ込まれて、二人とも目が合って大爆笑になる。

ニノはソファの上で仰向けになってお腹抱えて大笑いし、俺はラグの上で涙流しながら笑った。

ニノ「なんなんだよ。その理由(笑)」

翔「マジおかしいわ」

しばらくして笑いが落ち着くとニノがソファの上から俺の顔を見てきた。

ニノ「本当はなんでキスしたの?」

翔「キスされたから、し返しただけかな・・・」

しばらく沈黙が続いた。

ニノ「ねえ、翔ちゃん、もう一回キスしない?」

翔「何もしないって言ったじゃん(笑)」

ニノ「訂正するわ、させろや」
ニノの悪い顔、にやけた顔で俺のほうに近づき、ニノの軽い体が被さってきた。

翔「うわ、やめろや」
二人でギャーギャーとラグの上で暴れるも俺のほうが力が強いのですぐに形勢逆転となり、俺がニノに被さっていた。

お互いまた目が合う。

ニノ「翔ちゃん、もう一回キスしない?」
俺の首に腕を回しきた、さっきのふざけたニノではなく、この間のなんとも言えない妖艶なニノがそこにいた。

翔「俺はまだ好きかどうかもわかんないよ」

ニノ「好きになるかもしれないってことだろ。俺とする勇気ない?」

翔「煽って後悔しても知らないからな」
とそう言われて気持ちに火がついた。思った時にはニノにキスをしていた。

さっきの優しいキスではなく、いきなりニノの唇に舌を入れていく。ニノの舌に自分の舌を絡ませていく。
部屋にはキスをする音が響いていく・・

ニノの甘い吐息が聞こえてくる、
ニノの柔らかい唇、舌、女と一瞬してるのかと錯覚するぐらい、嫌それ以上にかもしれいない。

今まで一番長く甘く、激しいキスだった。お互いゆっくりと唇を離していく・・・

ニノ「どうする?続きする?」
お互いに目を見ながら、ニノが誘うように問いかけてくる。

翔「続きって?」
意味を分かっていながらも意地悪で聞き返した。

ニノが俺の股間を手で摩りながら
「セックス」と言ってくる。

翔「俺、男と経験ないよ」

ニノ「ふふ、初めてって割には立ってるし、女とかわんないよ。俺が教えるよ、ベッド行く?」

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