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距離

第1章 距離3

Sside

ホントにこれでいいだろうか。
俺、ニノに酷いこと言って、最低なことさせた。
それでも俺を好きって言ってくれるニノ。なんでこんなに優しんだろう。

翔「本当に送らなくていいの?俺明日、仕事、昼からだから・・」

ニノ「いいの、いいの。それより早く寝なよ。じゃあ、またね」

翔「あ、待って」
言葉でいくら言っても表現できなくて、ニノを最後に抱きしめた。
さっきのニノとは感じが違う、華奢な体がもっと小さく感じた。

翔「ホントに感謝してるから、これからもよろしくな」

ニノ「うん・・・・、じゃあね」

そういってニノは帰って行った。
まるでさっきの出来事がまるで無かったかのよう。

でも下半身の気持ち悪さを感じると現実に戻される。思い出すと恥ずかしくなる。男のニノに逝かされた。あの小さな手で・・・
でも、そのへんの女よりはずっと色気があり、見たことがないニノを見せられた。

思い出すなと言い聞かせながら、
そのままシャワーを浴びようと風呂場に行った。

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シャワーを浴びると少しニノの匂いが移っている。また、明るいところで体を見ると、乳首の横にキスマーク、赤い痣が残っている。

翔「おい、なんだよこれ」

気持ちよさで気がつかなかった。
これからどうやって着替えるんだよ。

赤くなった痕、わざとなのか、それとも無意識?

翔「うわ・・・」と言いながらため息をつく。

でもまさか、自分が男に逝かされる日がくるとはな・・・
案外、男がいけるのかな。
だめだ、頭の中が整理できない。
とりあえず、シャワーを終わり、寝ることにした。

シャワーを終えて、リビングのテーブルの上の酒を片付けて。
ベッドに戻った。

久しぶりに抜いたから体がすっきりしている、そのあとはぐっすりと眠れた。

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