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距離

第1章 距離3

Sside

ニノの愛撫に翻弄されている。
頭では感じちゃダメだと思っているのに、体はしっかりと反応してしまっている。

それもメンバーのニノに。
何度もやめようと言ってもやめてくれない。もう、体がいうことが利かない。逝きたいほうが強くなってしまって・・・・

ニノの小さな手で俺のものを握られ、先を撫でられただけなのに、何でこんなに気持ちいいだよ。

ニノ「我慢しないで・・・」

いつも聞いているニノの声なのになんで、こんなに厭らしいだよ。

先を撫でていた手が俺のものをゆっくりと握って上下させていく。

翔「ああ・・ん・・・」

乳首と下を責められて、段々と射精感が高まっていく。

ニノ「我慢しないで、イっていいよ」

翔「あああっ・・・・だめ、イクっ・・」

自分でしばらく自慰もしてないし、セックスしてなかったからすぐに射精してしまった。

体をビクってさせて、ニノの手の中に白濁液を出してしまった。
俺は肩で息をしながら・・・

翔「ニノ、ごめん。手汚した」

ニノ「いいよ、翔ちゃん」

そう言ってニノが俺の上に体を預けてきた。

ニノ「ごめんなさい、翔ちゃん、こんなことして」

違う、俺がニノにこんなことをさせてしまった。俺が「慰めてって言った?」と言ったからだ。

翔「ニノ、俺があんなこと言ったから・・ニノは悪くないよ。こんなことさせてごめん」

あれ、ニノの体が震えている?泣いてる?

翔「ニノ・・・?」

ニノ「翔さんに謝られたら、俺の立場なくなる。やめてよ、俺の意思でやったんだよ」
俺の肩越しに話をするニノ

翔「ニノ、こっち見て。ちゃんと俺みてよ」

ニノ「ごめん、見れない」
ニノが俺から体を離し、ベッドから立ち去っていく。

俺もすぐに立ち上がり、ニノを追いかける。お風呂場に逃げ込んだ。

翔「ニノ開けてよ、話させろよ。これからどうすんだよ」

ニノ「どうもないよ。今まで通りにしてくれたらいいから」

翔「俺の気持ちに踏み込んでおいて、なんだよ。それ」

ニノが風呂場の扉を開けた。
洗面台に腰かけながら俺を見てくる。

ニノ「翔ちゃん、これは事故だと思ってお互いに忘れよう。この間のことも含めて・・・」
少し赤い目をしながらニノが話している。

翔「ニノ、俺もう弄ばれんの嫌だよ。好きって遊びでってこと?」

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