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黒猫ニーノと相葉さん。

第13章 ぼくは何度だって君に恋をする。

☆ニーノSide☆



二宮さんと二人きりだったって聞いて
カチン、ときた。


だって二宮さんは
相葉さんがずっとずっと片想いしてた相手。
どんな相談だったかは知らないよ?
仕事の話なら
店長である相葉さんと二人きりじゃなきゃ話せないほど大事な話だったのかもしれないよ?

だけどさ…


好きだった気持ちがぶり返したりして?
って思ったら
嫌だった。

でもそれは
なんとなく聞けなかった。
聞きたくなかったのかな。



「…ニーノ?」


「うん?」



「二宮さんのことは
もうなんとも思ってないから。」


「…そう。」



…ホッとした。

今はまだ相葉さんの愛に100パー応えることは出来ないけど
待っててほしい。
凄くわがままだけど
待っててほしいんだよ…



「俺が好きなのは、ニーノだから。」



相葉さんがキュッと口を結んで
真剣な顔して言うから


ドキッ、てした。



「ぼくも、相葉さんがすき。」



すきなんだ
すきなんだよ。

だってこんなにも
紅くなっちゃってるぼくがいる。



「嬉しいよ。ありがとう、ニーノ」

相葉さんの大きな手が伸びてきて
僕の頬に触れる。



ほら、こんなにも
ドキドキしてる。

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