
恋空予報
第17章 幸せの形
相葉side
起きたらいつも通りの天井。
隣を見るとニノはいなくて。
起きて一番すぐに好きな人に会えるって
すっごい幸せなことなのに…。
けど、ニノに風邪を移しちゃいけないよね。
「あ、雅紀起きたー?」
「っニノぉ…」
俺がお粥を持ってきてくれた
ニノに抱きつこうとしたら
避けられた。
「病人さんは寝て休んでくださいー。」
「えーっ?」
「…早く治してさ、
また一緒にどっか行こ?」
ニノはお粥をふーふー冷ましながら
俺の口にスプーンを運ぶ。
…なんか、嬉しいな。
「俺、今日は休めないからさ。
ごめんね?適当に作ったから
昼になったら温めて食べて?」
申し訳なさそうに眉が八の字になる。
…そうかあ…。
俺がいけないのに、
なんだかニノが悪いみたいで嫌だ。
「だから、雅紀、早く治して?
今日は早く帰ってくるから、ね?」
ニノは俺にお粥を食べさせながら
ニコニコ笑う。
「んっ…早く治すね」
「ふふ、そうしてね?」
ニノはかわいらしく
首を傾けて笑う。
…かーわいいの。
「じゃあ、行ってくるね。
よく寝て治すんだよ。」
「うん…」
ニノはミネラルウォーターを
俺の枕元に置いて寝室を出ようとした。
俺は、その無防備な背中に
手を伸ばしていた。
「ちょ、雅紀、」
起きたらいつも通りの天井。
隣を見るとニノはいなくて。
起きて一番すぐに好きな人に会えるって
すっごい幸せなことなのに…。
けど、ニノに風邪を移しちゃいけないよね。
「あ、雅紀起きたー?」
「っニノぉ…」
俺がお粥を持ってきてくれた
ニノに抱きつこうとしたら
避けられた。
「病人さんは寝て休んでくださいー。」
「えーっ?」
「…早く治してさ、
また一緒にどっか行こ?」
ニノはお粥をふーふー冷ましながら
俺の口にスプーンを運ぶ。
…なんか、嬉しいな。
「俺、今日は休めないからさ。
ごめんね?適当に作ったから
昼になったら温めて食べて?」
申し訳なさそうに眉が八の字になる。
…そうかあ…。
俺がいけないのに、
なんだかニノが悪いみたいで嫌だ。
「だから、雅紀、早く治して?
今日は早く帰ってくるから、ね?」
ニノは俺にお粥を食べさせながら
ニコニコ笑う。
「んっ…早く治すね」
「ふふ、そうしてね?」
ニノはかわいらしく
首を傾けて笑う。
…かーわいいの。
「じゃあ、行ってくるね。
よく寝て治すんだよ。」
「うん…」
ニノはミネラルウォーターを
俺の枕元に置いて寝室を出ようとした。
俺は、その無防備な背中に
手を伸ばしていた。
「ちょ、雅紀、」
