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プリンス×プリンセス

第44章 唇の痕

指を抜き差しされて、内壁の擦れる快感に息が上がってくる。

「んっ、あ、う…」

快感はゾクゾクとした劣情を呼び起こして…

俺のペニスがそそり立っていく。

するとディオが笑みを浮かべ、耳元で囁いた。

「あれから自分で触ったりしなかったのか?」

その言葉に、心臓が痛いくらい跳ね上がった。

お前…見てたのかよ!?

まさか、と否定しつつも、顔が赤くなるのを止められない。

「するか!馬鹿か!!おま…あぁっ!!」

「力を抜け」

指の本数を増やされて、入口を広げられる。

「ん…んっ!!」

体が熱い。へんな汗が出てくる。

ディオの指の動きに、無意識に腰が跳ねそうになる。

こんなの、慣れる訳がない。

なのに

ディオから与えられる刺激が、快楽に変わってくる。

「ん…っく、ふ…ぁ、あ、あぁっ!!」

唇を固く結んで、声を我慢していたのに。

ゾクゾクした劣情が駆け回って、声が抑えられない。

体がヒクヒクと震えて…

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