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プリンス×プリンセス

第44章 唇の痕

そりゃあそれだけの体格なら、人の事を貧相だとか言えるよな!

面白くなくて顔を反らしたままでいると、ディオのあきれたような声が聞こえた。

「言いたいことがあるなら言え」

「だから!別にいいって!!」

こんな事、言ったって仕方ない話だろ!?

つい、苛立った口調で返す。

「いいんだな?」

「しつこいな」

「そうか」

ディオは短く笑うと…

「うあっ!?」

唾液で濡らした指を、尻の合間に差し入れてきた!

「おま…どこ、触っ…」

逃れようと体をよじるけど、ディオに跨がられているから動けない。

ヌチュッと音をたてながら、穴の周りを弄くられて…

「負担にならないようにすると言ったろう?」

「だからって…んぁぁっ!」

指…入ってきた!

のけ反りそうになる体を、枕を掴んで抑える。

この前よりキツくはないけど…それでも…

「硬いな」

何が!?

ディオの呟きに、聞き返す余裕もない。

「んっ」

指の動きに合わせるように声を洩らすだけだ。

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