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何でこうなったんだろう？

ディオの部屋の前で、自分の行動に首を傾げた。

ジュークの『お願い』

それは…



｢この花を一輪、譲って頂けませんか｣

｢は？｣

あまりにも意外すぎて、瞬きをしてジュークを見つめた。

お前こそ、花を飾る趣味なんかないだろ!?

そんな俺に、目を細めてニヤリと笑うと

｢ディオチェスター様の部屋の花をいい加減替えたいのですが、他の花では納得されないようですので｣

｢は…ははっ｣

そういう事かよ。

花を飾ってから１週間だもんな。

俺の部屋に飾った花も、元気を無くしてうなだれている位だ。

もうそろそろ、替え時なんじゃないか？

｢いいよ。どれがいい？｣

剪定は終わってしまったので、付いている花を切るのならどれでも同じだ。

せっかくだから、ジュークに選んでもらおう。

そう思って聞いたのに、ジュークの返事は素っ気ないものだった。

｢テリオス様にお任せします｣