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プリンス×プリンセス

第19章 こんなの間違ってる!

「くぅ…っ」

ズボンと下着越しなのに!!

膨張しかけたモノに与えるには、充分すぎる刺激だ。

直接じゃない分もどかしくて…

それすらも興奮に変換されていく。

「んっ!!く…ふっ…!!」

目を固く閉じ、下唇を噛み締めて耐える。

ディオ相手に達するなんてあり得ない!!

こんなの…間違ってる!!

頭ではそう思うのに、俺の股ぐらはどんどん熱くなっていく。

「ディオ!悪かった!!ごめん!」

「何の話だ?」

「俺が悪かったから、だから、も、やめて…」

「何か悪さでもしたのか?」

ディオは意地悪い笑みを浮かべると、膝を使ってグリグリと押してきた。

「んあっ!?」

反射的に体を屈めても、ディオに腕を引かれ姿勢を戻されてしまう。

「何で謝るんだ?」

にやにや笑いながら俺を見る。

その顔を、快感を堪えながら睨んだ。

そんなの…俺だって聞きたい!!

ディオに謝ることなんか、何もした覚えはない。

だけど…そう言わなきゃ止めてくれないだろ!?

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